サー・ティム・バーナーズ・リー

Sir Tim Berners-Lee

スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツよりも覚えておくべき名前がある。インターネットの生みの親。ジョブズやゲイツの名前は知っていても、このサーの名前は知らないことも多いのでは。90年代当時のネット記事にショックを受けたことを今でも覚えています。「もしサー・ティムが彼が発明したインターネットの仕組みについて彼がお金を取ることを選んでいたら、ビル・ゲイツ（今ならマーク・ザッカーバーグとか）が貧乏人に見えるほどの超大金持ちになったはずだ」と。しかし、彼は世のため人のため、インターネットはフリーであるべきという理念の元、お金を一円も取ることはせず解放したわけですね。つまり彼は一円もそこから儲けなかった。昨今のインターネット上の、すべてのもの、すべてのお金持ち、すべての起業家、などは彼の上に成り立っているというわけですね。もっと言えば、その前に物理的な通信ネットワークを無償解放することにしたある国の決定がこれまた偉大だということも言えますが。ともかく、90年代から僕が機会があれば言及してきたサー・ティムについての記事は、これ以上繰り返すことはないものの、一度は書かずにはおられないものです。なぜなら知らない人がいるということを思う度に口惜しい思いをしてきたので。

僕たちは毎晩寝る前に「ありがとうティム」というべきでしょう。