[Google vs Yahoo!] 当時、検索サイトについての僕の大きな勘違い
- yodoyodo
- 2015年11月29日
- 読了時間: 2分

機械 対 人間
当時、僕のもっとも身近な存在のコンピュータに詳しい知人が僕に教えてくれました。「ヤフーはグーグルよりも優れているよ。なぜなら、ヤフーは人力で、グーグルは機械がやってるので」と。そのとき僕は、「なるほど、それはそうかも。人間なら微妙な判断も機械よりもできるはずだし。機械では判断がつかないことが人と比べて多いだろう」とあまり深く考えもせずに納得したものです。どちらがより優秀か、それほど深く慎重に判断する必要も僕にはなかったし。そして、結果は正反対だったということは今みんなが知っての通りでしょう。
なぜ当時僕はそれが見通せなかったのでしょうか? コンピュータサイエンスを学ばなかったから? コンピュータサイエンスを学んだことのない僕の予測に過ぎないのですが、このクラスでは、「いかに、プログラミングとコンピュータが無制限の効率性を持ち、人力はしょせん限られたリソースである」ということも学べる場ではないのかということです。ただし、ヤフーがダメだとかビジネス的に負けたということを言っているのではありません。ヤフーは僕はニュースをチェックするために毎日訪問するサイトの一つです。ヤフーは大成功している立派な企業です。ただし、ポータルサイトとして、偉大なパイオニアでしょう。検索サイトとしてではないかもしれませんね。それぞれ、ヤフーはポータルに、グーグルは検索だけに、ターゲットを置いていたのではないでしょうか。今、まさにそれぞれの結果がそうであるように。
いずれにしても、もし僕が当時何か大きなビッグチャンスの流れに乗りたかった人間だったとすると、僕はこの検索という巨大な世界の中の、大きな、巨大過ぎるチャンスを逃した愚か者だったということです。ただ印象に残っているのは、グーグルの最初の、かつ最重要だったと思うアルゴリズムが、ウェブサイトランキングで、それは、それぞれのサイト同士がどのようにリンクされているかということを基盤にしたシステムだったということで、それに感心かつ共感したことを覚えています。キーは、ネットワークですね。
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